教育実習は何年生担当になることが多い?一番多かった学年は…

「小6のものの燃え方の単元を授業したいな」
「できれば低学年がいい…」
「受験生に教えるのはプレッシャーだから中2ぐらいがいいな」
など、希望の学年がある人も多いのではないでしょうか。
教育実習で誰もが気になるのが「担当学年」ですよね。
この記事では、小学校・中学校・高校でどの学年担当が多いのか調査したアンケート結果を紹介します。
- 小学校の担当学年アンケート結果と考察
- 中学校の担当学年アンケート結果と考察
- 高校の担当学年アンケート結果と考察
記事を読むことで、先輩や他の実習生が何年生担当の人が多いのかがわかるようになりますよ。

あわせて読みたい(タップで閉じる)
小学校の教育実習は何年生担当が多い?アンケート結果

まずは、小学校の教育実習担当学年アンケートの結果と考察から見ていきましょう。
※2025年1月〜クラウドソーシングサイト・当サイトアンケート機能にて・20代〜50代の教育実習経験者を対象とした独自アンケート
アンケート結果

小学校実習の担当学年アンケートについては、まだ母数が少ないので参考にはなりませんが、今後アンケート数が増えたら追記して反映させていきます。
考察
小学校実習は、「教育学部」で「大学附属小学校」に行く人が多くを占めます。
その場合は、1度の教育実習で60人ほど附属小学校にお世話になることになるので、1年〜6年まで均等に割り振られるケースがほとんど。
(私も、附属小学校への教育実習では、各学年10人ずつ均等に割り振られました)
なので、どの学年になるのかは完全にランダムだと思っておきましょう。
小学校実習で公立小学校に行く場合は、配属されやすい学年がある…かもしれません。
(まだアンケート結果の母数が少ないので、傾向が読み取れずにすみません…)
ちなみに、私が公立小学校で教育実習生の受け入れを見ていた経験から言うと、
「この学年が持ちやすいから教育実習生を割り当てる」ということよりも、
「この先生なら指導できるから教育実習生を見てもらう」という基準で選ばれることが多かったです。
そのため、どの学年でも可能性はある、と思っておくのがよいでしょう。
中学校の教育実習は何年生担当が多い?アンケート結果

続いて、中学校の教育実習担当学年アンケートの結果と考察を見ていきましょう。
※2025年1月〜クラウドソーシングサイト・当サイトアンケート機能にて・20代〜50代の教育実習経験者を対象とした独自アンケート
アンケート結果

中学校の教育実習で最も多い担当学年は、中学校2年生(50%)でした。
続いて、中学校1年生(33%)。
最も少ないのが中学校3年生(17%)という結果になりました。
考察
中学校でもっとも顕著に結果が現れたのは中学校3年生。
やはり、受験が近い学年なので、教育実習生の担当からは外されやすいのだと考えられます。
そして、中学校1年生は、小学校から上がってきたばかりということもあり、6月教育実習の時期は、まだ中学校生活に慣れていなかったり、落ち着いていなかったりするケースがあるのだろうと予想されます。
(複数の小学校が合体することが多く、生徒同士で化学反応が起きる場合もありますからね…)
最も多かったのが中学校2年生。
私も中学校の教育実習に行ったときは中2担当でした。
中3ほど受験でピリピリしていることもなく、
中1特有の「小学生らしさ」もなくなり、
ザ・中学生という感じの中学校2年生は、教育実習で担当するのにはピッタリだな、と思いながら授業をさせていただきました。
高校の教育実習は何年生担当が多い?アンケート結果

最後に、高校の教育実習担当学年アンケートの結果と考察を見ていきましょう。
※2025年1月〜クラウドソーシングサイト・当サイトアンケート機能にて・20代〜50代の教育実習経験者を対象とした独自アンケート
アンケート結果

高校の教育実習で最も多い担当学年は、高校1年生(43%)でした。
続いて、高校2年生(33%)。
最も少ないのが中学校3年生(23%)という結果になりました。
考察
高校でも、中学校と同様、受験に近い学年である高校3年生は、教育実習生の担当学年になる割合が最も低い学年となりました。
やはり、受験が近い学年なので、教育実習生の担当からは外されやすいのだと考えられます。
(教育実習生としても、高校3年生に授業をするのは、かなり気合いを入れないといけないですよね)
また、高校は他の校種と比べて「複数学年にまたがって指導をした」というケースもよく見られました。
2学年にまたがって授業を行う、ということもよくあるので、そのつもりで心構えをしておくといいですね。
まとめ:教育実習で何年生になるのかは、フタを開けてみないとわからない

教育実習での担当学年の傾向について紹介してきました。
まとめると、
- 小学校の担当学年の特徴
- 附属小学校では各学年に均等に配置される傾向
- 公立小学校では指導教員の適性で決まることが多い
- どの学年も同程度の確率で担当する可能性がある
- 中学校の担当学年の傾向
- 2年生が最も多い(50%):生徒が中学校生活に慣れており、受験の影響も少ない
- 1年生が次に多い(33%):小学校からの移行期で生徒指導に配慮が必要
- 3年生が最も少ない(17%):受験を控えているため配属が少ない
- 高校の担当学年の傾向
- 1年生(43%)、2年生(33%)、3年生(23%)の順に多い
- 複数学年を担当するケースも多い
いずれの校種でも、受験を控えた最高学年(中3、高3)での実習は比較的少ない傾向にあります。
実習前から担当学年の特徴を理解し、それぞれの学年に応じた指導の準備をしておくことが大切です。
教育実習「Q&Aカテゴリ」には、以下の記事があります。
気になる記事をタップで読んでみよう↓
\まとめ記事はこちら/
個別記事