教育実習が「だるい」「やる気がない」あなたが取るべき行動とは…

「教育実習だるいな…」
「正直やる気が出ない…」
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
教育実習に対する「だるい」「やる気が出ない」という気持ちには、ストレスや悩みが原因のものと、単なる怠惰が原因のものがあり、それぞれ対処方法が大きく異なってきます。
この記事では、教育実習が「だるい・やる気がない」に対する対処法について解説します。
- 教育実習「だるい」「やる気がない」の原因
- 「ストレス・悩み」が原因の対処法
- 「怠惰」が原因の対処法
記事を読むことで、自分の状況を適切に判断し、建設的な行動につなげることができるようになりますよ。
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教育実習「だるい」「やる気がない」の原因はどこにあるのか?

教育実習が「だるい」「やる気がない」と感じてしまう原因には、大きく分けて2つあります。
- 「ストレス・悩み」が原因
- 「怠惰」が原因
まずは、それぞれの特徴を見ていきましょう。
ストレス・悩みが原因の場合
教育実習に対する不安やストレスは、多くの場合、具体的な悩みや心配事が根底にあります。
例えば、以下のような不安を抱えている方が多いでしょう。
- 児童・生徒の前で上手く授業ができるか不安
- 指導案の作成に自信がない
- 指導教諭が厳しい先生だったらどうしよう…
- クラスの子が指示を聞いてくれるかどうか不安
このような具体的な不安やストレスがある場合、それは決して特別なことではありません。
むしろ、教育実習に向き合おうとしている証拠といえるでしょう。
ただの「怠惰」が原因の場合
一方で、特に具体的な不安やストレスがないにもかかわらず、単に「面倒くさい」「やりたくない」という気持ちが強い場合もあります。
この場合の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
- 教育実習の意義自体を理解していない
- 実習に向けた準備をまったくしようとしない
- 大学で遊びまわっていた方が楽しいから実習がめんどくさい
- 「行けばどうせ単位もらえるんでしょ?」と思っている
- 指導教員からのアドバイスを聞く気がない
- 児童・生徒のことを考えていない
- 卒業するために単位が必要だから、しょうがなく行こうとしている
このような状態で教育実習に臨むことは、実習生本人にとってはもちろん、受け入れ校や児童・生徒たちにとっても大きな問題となります。
では、教育実習がだるい・やる気がないと感じている原因が「ストレス・悩み」の場合と「怠惰」の場合で、どう対処したらいいでしょうか。
それぞれ順番に見ていきましょう。
教育実習だるい・やる気ないの原因が「ストレス・なやみ」の場合

教育実習が「だるい・やる気が出ない」の原因が、ストレス・悩みの場合は、次のように対処していきましょう。
まずは不安を突き止めて
不安やストレスが原因でやる気が出ない場合、まずは何に不安を感じているのかを明らかにしましょう。
不安を突き止める方法としておすすめなのが「紙に自分の気持ちを書き出すこと」。
漠然と「不安だな〜」と感じていることも、紙に全部書き出してしまえば、意外とスッキリするものです。
やり方は教育実習が・不安・緊張で行きたくない…の記事で詳しく紹介しています↓

漠然とした不安を明らかにすることで、解決に向けた行動が起こせるようになりますよ。
よっぽどの場合は受診
強い不安や焦りが続き、日常生活に支障が出るようであれば、専門家に相談することも検討しましょう。
多くの大学には学生相談室があり、カウンセラーに相談することができます。
特に以下のような症状が続く場合は、早めの受診をおすすめします。
- 睡眠障害が続く
- 食欲が著しく低下する
- 強い焦りや不安で集中できない
- 身体的な不調が続く
教育実習だるい・やる気ないの原因が「怠惰」の場合

もし、だるい・やる気がない原因が単なる「怠惰」の場合は、今すぐ教育実習に行くことをやめてください。
正直、学校現場には
「めんどくさい」
「別に教育実習に行きたいわけじゃないけど、単位の関係でしょうがなく…」
といったモチベーションの低い学生を受け入れる余裕なんて1mmもありません。
ほんと迷惑なので、今すぐ教育実習を取りやめて、別の道へおすすみください。
少し厳しいことをいいましたが、これはリアルな現場の声です。
現在、学校の先生方は多くの仕事が舞い降りてくる中、なんとか仕事をやりくりして日々努力されています。
ただでさえ忙しいのに、そこに教育実習生が来るとなると、忙しさは3割増です。
教育実習期間中、担当の先生は教育実習生の未来のために、自分の命の時間を削りながら指導をしてくださるのです。
そんな教育実習担当の先生を横目に「めんどくせ。」「テキトーに過ごしてても、単位もらえるんでしょ?」みたいなスタンスで行くことは絶対に許されません。
それに、「だるい」「やる気がない」状態で2週間〜1ヶ月間の教育実習をするのは、自分自身のためにもなりません。
やる気のない教育実習に2週間〜1ヶ月行って時間を無駄にするぐらいなら、その1ヶ月間で
- 就活の準備をすすめる
- バイトで社会経験を積む
- 自分でビジネスを立ち上げてみる
- 自分の好きなことに打ち込んでSNS等で発信する
- 1ヶ月間海外留学をする
などの経験に時間とお金を使ったほうが、よっぽど自分の未来のためにもなることでしょう。
単なる怠惰による「だるい・やる気がない・めんどくさい」という気持ちでは、実習先の先生・子どもたち・自分自身、誰も幸せになることはありません。
「だるい」という怠惰な気持ちが変わらないのであれば、教育実習の中止を決断し、自分にとって有意義な別の経験に時間とお金を使うことをおすすめします。
「教員になるつもりがないから、教育実習に行かないほうがいいのかな?」
と思っているあなたへ。
仮に「教員になるつもりがない」としても、教育実習に行くことは問題ありませんし、そのことを引け目に感じる必要はありません。
大切なのは「やる気」「真摯に向き合う気持ち」です。
「教員になるつもりはないけど、教育実習は頑張りたい」という方は、教員にならないけど教育実習に行ってもいい?の記事をご覧ください↓

まとめ:教育実習が「だるい」「やる気が出ない」原因を明らかにして、適切に対処していこう

教育実習への「だるい」「やる気が出ない」という感情への対処について紹介してきました。
まとめると、
- ストレス・悩みが原因の場合の対処法
- 紙に気持ちを全部書き出す
- 解決に向けた行動計画を立てる
- 深刻な場合は学生相談室・専門家への相談
- 怠惰が原因の場合の対処
- 教育実習の中止を検討
(理由:学校現場は負担増加・子どもにもメリットなし・自分自身の時間も無駄になるだけ) - 就職活動の準備・実務経験の蓄積・自己啓発・海外経験など、自分の未来につながることに時間をかけるべし
- 教育実習の中止を検討
教育実習は教員、児童生徒、そして実習生自身にとって重要な機会です。
自分の気持ちと向き合い、建設的な判断をしていきましょう。
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