教育実習は早く帰ってもいい?早く帰る5つのコツを伝授

「教育実習で早く帰りたいけど、評価に影響しないかな?」
「他の実習生が残っているのに、先に帰るのは気が引ける…」
と思っている教育実習生の方も多いのではないでしょうか。
教育実習中は、いつまで学校に残るべきか迷いますよね。
周りの目が気になって、必要以上に残ってしまう人も、よく見かけます。
しかし、教育実習では定時を過ぎればいつ帰ってもいいので、テキパキ仕事をこなして帰宅したほうが充実した時間を過ごせます。(翌日に疲れも残らないですし)
そこで、この記事では、教育実習で上手に早く帰るための5つのコツを具体的に解説します。
- 教育実習で早く帰っても大丈夫なのか?
- 早く帰るための5つのコツ
記事を読むことで、実習期間中の時間管理を効率的に行えるようになりますよ。
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教育実習は早く帰ってもいい!

教育実習では、定められた時間を過ぎれば帰宅しても問題ありません。
基本的に勤務時間(17時ごろ)を過ぎれば、いつ帰宅してもOKです。
大切なのは、必要なことをきちんと終わらせること。
仮に、毎日定時で帰宅したとしても、やるべきことをしっかりと済ませていれば、実習の評価が下がることはありません。
むしろ、効率的に業務をこなす力は将来教員になってからも重要なスキルとなります。
無駄にダラダラ残るのではなく、するべきことを済ませてサッサと退勤するクセをつけておきましょう。
では、どうすれば早く帰ることができるでしょうか。
ここからは、早く帰るコツを5つ紹介します。
教育実習で早く帰るコツ①:事前にできる準備をしておく

教育実習で早く帰るコツ1つ目は「事前にできる準備をしておくこと」です。
教育実習には「事前にできること」がいくつかあります。
例えば、授業場面さえ決まっていれば、教育実習が始まる前から指導案を一通り書いておくこともできますし、
授業で使用するワークシートやパワーポイントなどを作成しておくことも可能です。
以下のことは、準備しておけば教育実習中にラクになるので、できそうなことを確認しておくとよいでしょう。
- 授業のアイデアを書き出しておく
- 授業の流れを考える
- ワークシートの作成
- パワーポイントスライドなどの作成
- ★ 指導案の書き方を調べておく
- ★ 指導案の書ける部分を書いておく
- ★ 教育実習日誌の書き方(型)を決めておく
- ★ 朝の会・ホームルームでしゃべるネタを集めておく
- ★ 最終日、子どもたちへのプレゼント(手紙など)のアイデアを決めておく
上で示した「★」は、当ブログや姉妹サイトを使えば、準備を進められるので、フル活用してくださいね。
★指導案の書き方については、姉妹サイトの「指導案インフォメーション」で詳しく解説しています↓

★教育実習日誌の書き方は、こちらで確認しておきましょう↓

★ホームルームや朝の会で喋るネタはこちらで調達しておきましょう↓

教育実習で早く帰るコツ②:学校でしかできないことを優先的にする

教育実習で早く帰るコツ2つ目は「学校でしかできないことを優先的に行うこと」です。
これ、学校の先生でも意外とできない人が多いです。
(家でもできる優先度の低い仕事を、わざわざ学校でやって「帰れない、帰れない」とずっと残業している先生もいます…)
教育実習中にするべきことの中には、「学校でしかできないこと」と「家でもできること」があります。
そのうち「学校でしかできないこと」を優先的に終わらせてしまえば、早い時間に帰ることができるのです。
「学校でしかできないこと」には、以下のようなものがあります。
- 実習担当の先生への質問・相談
- 指導案の提出
- 板書計画作成・板書の練習
- 教材室での教材・教具の確認
- 印刷(家にプリンターがあれば家でも可)
- 実習日誌提出
一方、「家でもできること」には以下のようなものがあります。
- 指導案作成
- 授業アイデアを考える
- 教材研究
- 発問計画の作成
- ワークシート作成
- パワーポイント等の資料作成
- 授業で使う教具の作成
どの仕事が「学校でしかできないこと」で、どの仕事なら「家でもできること」なのかを常に見極めて、優先順位をつけながら終わらせることで、早く帰れるようになりますよ。
仕事の優先順位をつけて終わらせる力は、教員として採用されてからも役に立つ力なので、今のうちから鍛えておきましょう。
教育実習で早く帰るコツ③:早めに相談 & 7割完成で一回見せる

教育実習で早く帰るコツ3つ目は「早めに相談」「7割完成で一回見せること」です。
教育実習で最も時間がかかることの1つに「指導案の作成」があります。
授業を考えたり、指導案を作成したりしていると、時間がいくらでも溶けていきますよね。
そんな指導案作りですが、多くの実習生は、
「完璧の状態にしてから指導教官にお見せしなければ…」
と一気に完成品を目指して作り上げてしまうケースが多く見られます。
教育実習生的には、
- 指導教官のお手を煩わせてはいけない…
- 早く完成させて時間短縮したい
という気持ちでの行動なのですが、実は、いきなり完成品を持ってこられる方が、時間が無駄になってしまうことが多いのです。
というのも、現場経験がない教育実習生の授業プランは、いろんな視点が抜け落ちていることほとんど。
そのため、指導案を提出したあとに、「訂正」「作り直し」と言い渡されることになります。
訂正ぐらいならいいですが、見当違いな授業案を持ってこられたときには、「作り直し」になってしまうことも…。
では、どうすればいいのでしょうか。
それは「早めに相談」「7割完成で1回見せる」を実践することです。
授業づくりに悩んだのであれば、すぐに指導教官の先生に相談に行きましょう。
そこで、お互いの考えを共有しておけば、授業づくりの考え方で大きなズレが生まれることを防げます。
(つまり、「作り直し」の確率が低くなるということ)
また、指導案作成も、7割完成した地点で
「このような方向性で指導案を作成しているのですが、大幅に変更が必要な部分がないか一度チェックしていただきてもよろしいですか?」
と見せておきましょう。
仮に変更があったとしても、早い段階で気づけるので修正の労力も少ないです。
(そして、指導案を作成したことがある人ならわかると思いますが、「0→7割にする」よりも「7→10割に仕上げる」ほうが時間と労力がかかるものです)
指導案の変更・修正の量が少ないほうが、自ずと仕事量も減るので、早く帰ることにつながりますよ。
「早めに相談」「7割で一回見せる」を徹底して、指導教官と連携を取っていきましょう。
教育実習で早く帰るコツ④:できないことは断る

教育実習で早く帰るコツ4つ目は「できないことは断ること」です。
実習中は様々な依頼や誘いを受けることがあります。
- 予定外の授業実践の依頼
「予定してなかったけど、明日の学級活動の授業やってみる?」 - 部活動指導への参加要請
「今日から部活動に指導に来てくれないかな?」 - 他の実習生からの協力依頼
「(教育実習生同士で)◯◯するの大変だから手伝ってくれない?」
もちろん、可能な範囲で協力することで、あなたの成長につながったり、人とのつながりを深めたりすることもできるでしょう。
しかし、すべての依頼を引き受ける必要はありません。
頼まれたことをなんでも「はい!やります!」とイエスマンをしていたら、あなたの時間がどんどん奪われてしまいます。
教育実習で最も大切なのは「自分がする授業」。
そのセンターピンがおろそかになってしまうような依頼・誘いについては、きちんと断ることも大切です。
教員になったときも、「無理なことは無理」としっかり断れないと、どんどん雑用を押し付けられて、いつまでたっても帰れない先生になってしまいます。
教育実習のうちから「できないことは断る」スキルを身につける練習をしていきましょう。
教育実習で早く帰るコツ⑤:メンタルブロックを外す

教育実習で早く帰るコツ5つ目は「“早く帰ってはいけない”というメンタルブロックを外すこと」です。
多くの実習生は、以下のようなメンタルブロックを感じています。
- 他の実習生がまだ残っているから帰りづらいな
- 指導教官が残っているから帰るのは失礼かもしれない
しかし、そんな心配いりません。
それぞれ実習生の状況は異なりますし、自分のやることが終わっているのであれば、早く帰ることは何ら問題ありません。
というか、早く帰ることに対して、不満を持ったりズルいと感じたりする人はあまりいません。
(忙しくてそれどころじゃない、という感じです)
むしろ、「時間管理ができる実習生」として、好印象を持たれることもあります。
「早く帰ることは悪いこと・申し訳ないこと」というメンタルブロックを外し、必要な業務を終えたら気兼ねなく帰宅する習慣を身につけましょう。
昔は「教育実習は夜遅くまで頑張ってなんぼ」という風潮がありましたが、今は違います。
早く帰ることで、教育会全体の働き方改革を進めたほうが生産的です。
効率的な時間管理を意識し、充実した実習生活を送りましょう。
まとめ:教育実習中は、することを終わらせて早く帰ろう!

教育実習中の退勤時間の考え方について紹介してきました。
まとめると、
- 事前準備を徹底する
- 指導案の下書き
- 教材作成
- 日誌の書き方確認
- 学校でしかできない業務を優先
- 指導教員への相談
- 教材室での準備
- 提出物の確認
- 早めの相談と途中経過の共有
- 7割完成段階でチェックを依頼
- 方向性の確認を早めに行う
- 無理な依頼は適切に断る
- 予定外の授業実践
- 部活動指導
- 過度な協力要請
- 不要なメンタルブロックを外す
- 他の実習生との比較を気にしない
- 必要な業務が終われば帰宅してよい
教育実習では効率的な時間管理を意識し、健康的で充実した実習生活を送ることが大切です。
必要な業務をきちんと終えた上で、適切な時間に帰宅する習慣を身につけましょう。
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