教育実習生の年齢制限はある？何歳までOKか徹底解説

「教育実習に年齢制限はあるのかな？」
「私の年齢でも教育実習を受け入れてもらえるだろうか…」

と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

教員を目指すにあたって避けては通れない教育実習。
年齢が高くなると、実習を受け入れてもらえるか心配になりますよね。

そこで、この記事では「教育実習の年齢制限」と「年齢が高い場合の注意点」について解説します。

記事を読むことで、教育実習の年齢制限や、年齢が高い場合の注意点について深く理解できますよ。

教育実習に年齢制限はない！何歳でもOK

結論から言うと、教育実習は何歳になってもすることができます。

法律上、教育実習に年齢制限は設けられていません。

そのため、30歳を過ぎていようが、40歳を過ぎていようが、教育実習をすることはできます。

実際に、40歳以上の方が教育実習に取り組んでいる事例が、ニュースでも取り上げられていました↓

近年、教員を目指す人々の中に、社会人経験者が増加しており、

教育実習の現場でも、企業での経験を持つ実習生など、多様な背景を持つ人材の受け入れが進んでいるのです。

教育実習に年齢制限はないけど、いくつかの問題が…

教育実習には年齢制限はなく、何歳でも実施可能という話をしました。

しかし、年齢が高くなると、年齢制限とは別の問題が出てくることもあるので、確認しておきましょう。

年齢が高くなると教育実習生として受け入れる学校・園が少なくなる

教育実習は年令に関係なく行うことは出来ますが、年齢が高い実習生の受け入れに消極的な学校も存在します。

実際、高年齢での受け入れが難しい旨をホームページに記載している大学もあります。

Q.年齢が35歳です。入学して教員免許を取得できますか？

A.入学に年齢制限はありませんが、年齢が高くなると教育実習生として受入れる学校・園が少なくなります。ご自身で実習受入れ校・園を探すことができれば教員免許状取得は可能です。

引用：東京未来学園通信教育課程ホームページより

その背景には以下のような要因があります。

確かに、自分よりも年齢が上の教育実習生に指導することに難しさを感じる先生・学校は多そうです。

また、教員採用試験を受験する意思がない場合、実習の受け入れを断られるケースが多くなります。

対策としては、

• 教員採用試験受験の意思を示す
• 社会人経験を活かせる点をアピール
• 熱意と学ぶ姿勢を伝える

などを行って、自分の気持ちを積極的にアピールする必要があるでしょう。

体力面などの懸念も

年齢が高くなるにつれて、体力面での懸念も出てきます。

なぜなら、教育実習は想像以上に体力を使うから。

私が教育実習に行ったときは、平均睡眠時間3〜4時間ほど。

当時、大学生だったからなんとかしのげたものの、年齢を重ねたときの睡眠不足は体力的にきついなと感じます。

また、実習内容も

• 一日中立ちっぱなしで授業・見学
• 休み時間の児童生徒との関わり
  →先生〜おにごっこしよ〜！などと言われます
• 部活動指導の補助
• 行事の準備や運営補助
• 教材作成や授業準備
  →特に指導案作成が大変です…

などと、けっこうハードです。

体力面での課題に対しては、以下のように対策をして、上手くしのいでいきましょう。

• 事前の体力づくり
  実習開始前から、計画的な体力作りを行いましょう。
  日常的な運動を習慣化し、立ち仕事に耐えられる体力を養いましょう。
  また、十分な睡眠時間を確保することで、基礎体力の維持に努めます。
• 実習中の体調管理
  実習中は、こまめな水分補給を心がけ、休憩時間は確実に取るようにします。
  また、自分のペースを把握し、無理のない範囲で活動することが大切です。
  体調の変化を感じた際は、早めに指導教員に報告することも重要です。

まとめ：教育実習に年齢制限はない！何歳からでもOK

教育実習と年齢について紹介してきました。

まとめると、

• 教育実習には年齢制限はない！何歳になっても挑戦できる
• 高年齢での実習は、受け入れが難しい場合もある
• 体力面での懸念もあるので、日頃から健康な身体づくりが必要

年齢に関係なく、教育実習を実施することは可能です。

社会人経験者ならではの視点や経験を活かしながら、充実した実習を目指しましょう。