教育実習のお礼状を出さないのはアリ?遅れたけど出していい?

「教育実習のお礼状って、本当に出さないとダメなのかな?」
「もう時期が過ぎちゃったけど、今更出してもいいのかな?」
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
教育実習のお礼状、正直、書くのめんどくさいな…、と思ってしまいますよね。
別に出さなくても単位はもらえるし、このまま出さなくてもいいんじゃない?という気持ちも理解できます。
しかし、それでもお礼状は出したほうがいいと考えています。
この記事では、教育実習のお礼状を出すべき理由や、遅れて出す場合の対処法について紹介します。
- 教育実習のお礼状を出すべき理由
- お礼状が遅れた場合の対処法
記事を読むことで、お礼状を出すことの意義と、実践的なアドバイスが得られますよ。
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教育実習のお礼状は「出したほうがいい」理由3選

教育実習のあとは、基本的にお礼状を出したほうがいいです。
その理由として、以下の3つが挙げられます。
- 先生方・子どもから喜ばれる
- 教員になってからも役立つスキル
- 社会の常識を学ぶチャンス
それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。
①先生方・子どもから喜ばれる
お礼状は、指導してくださった先生方にとって、大きな励みとなります。
特に指導教官の先生は、「指導してよかった」という気持ちを抱くことでしょう。
また、クラスの児童・生徒宛にお礼状を書くと、多くの場合、教室後方の掲示板に貼っていただけます。
私も指導教官をしたとき、教育実習生からのお礼状を教室の後ろに貼っておいたら、休み時間になると、子どもたちが集まってきて、うれしそうに手紙を読んでいました。
このように、お礼状を書くことで、あなたの存在が子どもたちの心に深く刻まれることになります。
また、「お礼」や「マナー」などをきちんと示すことで、「この実習生が将来同じ地区に配属されたら、しっかりとサポートしてあげよう」という前向きな気持ちを持ってもらえる可能性も高まります。
最近は、お礼状を出さない実習生がいたり、マナーがわかってない初任の先生も多いですからね…。
ぶっちゃけると「お礼状を出す」という基本的なことをするだけで、あなたの株が上がり、教員になった後にも周りからいろんなサポートを受けられるようになりますよ。
②教員になっても役立つスキル
お礼状を書く経験は、教員になったときにも役立ちます。
なぜなら、一度書いた経験があるかないかで、社会に出てからの「お礼状作成への心理的ハードル」が大きく下がるから。
教員になってからも、お礼状を書く機会は数多くあります。
- ゲストティーチャーに来ていただいた後
- スーパーマーケット見学などの校外学習後
- 福祉施設訪問後の御礼
お礼状を書き慣れていない先生は、作成に非常に時間がかかってしまいます。
(クラスごとに出すときには、なかなか作成してくれない先生がいると、同学年の先生みんなが困るんですよね…)
しかし、教育実習でお礼状を書いた経験があれば、サクッと作成できるので、周りにも迷惑をかけることもありません。
お礼状作成は「社会の常識を学ぶチャンス」だと思って、書く練習をしておきましょう。
③社会の常識を学ぶチャンス
お世話になった方へお礼状を出すことは、社会人としての基本的なマナーであり常識です。
特に教員をしていると、「1度も社会に出たことがないから、世間知らず」「これだから教員は…」と揶揄されることが多いです。
私も一度だけモンスターペアレントから言われたことがあります。
すごく悔しいです。
そういったときに、自分のメンタルを守る意味でも「社会の常識は身につけておいたほうがいい」というのが私の考えです。
そのため、社会の常識を学べるチャンスである「お礼状」は、出しておいたほうがよいと考えています。
私立の学校に教育実習へ行き、将来そこの私立学校に勤めたい方は、お礼状必須だと思っておきましょう。
というのも、私立の学校に勤めている知り合いが、
「鉛筆書きでお礼状を出した教育実習生がいたけど、“社会の常識を知らない子だね”だから、うちに来てもらっても採用はないかな…」
というような話を職員室でしていた、と言っていました。
同じ学校で勤めることになるなら、社会の常識がない人よりも、社会の常識がある人と一緒に働きたいですよね。
鉛筆書きでお礼状を出した人が不採用なら、
お礼状すら出していない人は確実に不採用でしょうね。
私立の学校に教育実習へ行き、将来そこの私立学校に勤めたい方は、きちんとした書き方で「お礼状」出したほうがいいと思いますよ。
教育実習のお礼状を出すのが遅れたけど、出さないほうがいい?

一般的に、お礼状は教育実習終了後3日以内、遅くとも1週間以内に出すことが推奨されています。
では、それ以上の期間が経ってしまった場合、出さないほうが良いのでしょうか。
遅くなっても出した方が良い
お礼状が遅れてしまった場合でも、出したほうがいいです。
その理由は2つあります。
理由1つ目は、感謝の気持ちに「期限」はないこと。
むしろ、時間が経過しても実習での学びを忘れていないということは、その経験が実習生にとって本当に価値のあるものだったということ。
2つ目は、遅れて出すお礼状には、実習直後には書けなかった「実践での気づき」を盛り込むことができること。
例えば、「実習で学んだ〇〇という指導法を、教育実習後のボランティア活動で活用してみました」といった具体的な経験を伝えることで、より充実した内容のお礼状となります。
お礼状を出す時期は早ければ早いほうがいいのも事実ですが、大切なのは「感謝の気持ち」です。
教員になったら「友達にうれしいことをされたら”ありがとう”と言おうね」と子どもに伝えます。
少しぐらい伝えるのが遅くなっても「ありがとう」と言われたら嬉しい気持ちになりますよね。
同じように、教育実習でも、お世話になった学校・先生方へ「ありがとう」を伝えたいものですね。
何ヶ月経っても、もらったら嬉しいもの
もう教育実習から3ヶ月過ぎてしまったけど、今さら出すのは遅すぎるよね…
と、お礼状を諦めている人もいるのではないでしょうか。
3ヶ月経っていようが、半年経っていようが、いつ貰ってもお礼状は嬉しいものです。
もし、時間が経過してからのお礼状を書く場合は、近況報告を盛り込むと特に喜ばれます。
実は、実習直後の形式的なお礼状よりも、時間を経て送られてくる近況入りのお礼状のほうが嬉しいと感じる先生方も多いのです。
例えば、
- 教員採用試験の進捗状況・結果報告
- 大学での学びや研究の進捗
- 教育ボランティアでの経験
- 実習で学んだことを活かした具体的なエピソード
などの近況報告とともに送られてくるお礼状は嬉しいものです。
このような近況報告は、指導してくださった先生方にとって大きな励みとなります。また、「実習生の成長を見届けられた」という喜びにもつながります。
感謝の気持ちに期限はないので、遅くなってもお礼状を出してみてはいかがでしょうか。
…実は、お礼状の書き方ってけっこう簡単なんです。
こちらの記事を見れば、教育実習お礼状の書き方が4ステップで終わりますよ↓
まとめ:教育実習のお礼状は出したほうがいい!遅れても出そう!

教育実習のお礼状を出すのか出さないのかについて紹介しました。
まとめると、
- お礼状を出すべき理由
- 先生方と児童生徒にとって励みになる
- 教員としての将来的なキャリアに好影響
- 社会人としての基本的マナーを身につける機会
- 遅れても出したほうがいい
- 感謝に期限はない
- 実践での気づきを含められる
- 近況報告を加えることで価値が増す
- 特に重要な注意点
- 私立学校への就職希望者は必須
- 社会人としての基本マナーを示す機会
- 教員になってからの人間関係構築にも影響
お礼状は単なる形式ではなく、教育者としての成長と人間関係構築の重要な機会です。
時期が遅れても、誠意を持って送ることで、より深い関係性を築くことができますよ。
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