教育実習担当が若い指導教諭なのはアタリ?ハズレ?

「教育実習担当が若い先生だったけど…、大丈夫なのかな?」
「ベテランの先生の方が学びが多いんじゃないかな?」
と思っている教育実習生の方も多いのではないでしょうか。
教育実習は貴重な学びの機会だからこそ、指導教諭の年齢や経験年数が気になりますよね。
実際のところ、若い指導教諭の先生は「アタリ」なのでしょうか。それとも「ハズレ」なのでしょう。
…気になりますよね?
この記事では、「教育実習担当が若い指導教諭である場合のメリット・デメリット」について、10年間の教員生活で見てきた「若い指導教諭の特徴」や、実際に指導教諭をした私の経験から、詳しく解説します。
- 若い先生が教育実習担当になる理由
- 若手指導教諭のメリット
- 若手指導教諭から効果的に学ぶコツ
記事を読むことで、若い指導教諭から効果的に学ぶためのポイントが理解できるようになりますよ。
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教育実習担当が若い先生=アタリなケースが多い

教育実習の指導教諭は、誰でもなれるわけではありません。
実は、学校の管理職から「この教員なら実習生の指導ができる」と認められた先生だけが選ばれているのです。
特に重視されるポイントは以下の2つ。
- 学級経営力(クラスが落ち着いているか)
- 教科指導力(わかりやすい授業ができるか)
一般的に40〜50代のベテラン教員が教育実習担当を務めることが多いのですが、「デキる若手教員」の場合は教育実習担当の話が管理職から振られるケースもあります。
私も教育実習の担当教諭に選ばれた30代の先生を見てきましたが、研究熱心で教育実践力が高く、同僚からの信頼も厚い先生ばかりでした。
若手教員が教育実習担当に選ばれるということは、その先生が優れた指導力と学級経営力を持っているという証。
管理職からの信頼が厚く、若手でありながら確かな実績を残している「できる先生」の確率が高いと言えるでしょう。
(そして、教育実習の指導教諭の話を断らずに快く引き受けてくださっている方なので、人柄もいい人が多いはずです)
教育実習担当の先生が若いと「最新の手法」が学べることもある

若手の指導教諭から学べる大きなメリットは、最新の教育手法や先進的な取り組みに触れられることです。
教育現場では日々新しい指導法やICT機器の活用などがなされていますが、若手教員の方は、年配の先生方と比べると積極的に新しい実践を取り入れようとする傾向があります。
そのため、SNSや書店などでよく見かける、以下のような先進的な教育手法を学べる可能性が高くなります。
- 個別最適化学習(自由進度型学習)
→児童生徒一人一人の学習進度に合わせた指導法 - けテぶれ
→子どもの自己学習力を引き出す手法 - 『学び合い』
→子ども同士が教え合い、学び合い、自発的に学習していく授業 - ICT・AIを活用した授業実践
→タブレットやデジタル教材を効果的に使う方法
これらの新しい手法は、今後の教育現場でますます重要になってくると考えられます。
若手教員の指導を受けることで、従来の指導法に加えて、これからの時代に求められる教育実践のスキルを身につけることができますよ。
シゴデキな若い先生だからこそ「教育実習生に求めるレベルが高い」こともある

優秀な若手教員から指導を受けることには、気をつけておくべき点もあります。
それは「求められる水準が高い」場合があるということ。
管理職からの信頼も厚く、日々の教育実践で高い成果を上げている先生だからこそ、実習生に対しても高い期待を持って指導に当たります。
- 指導案の完成度
- 授業での発問の工夫
- 板書の見やすさ
- 子どもとの関わり方
など、細かな部分まで指導が入ることも。
また、自身がシゴデキで、仕事・教育に対しての水準が高い先生の場合、教育実習生にもそれに近い水準を求めることがあるかもしれません。
このことを「デメリット」として捉えるか「メリット」として捉えるかはあなた次第ですが、
高い水準での教材研究や児童生徒との関わりを求められた場合は、
忙しいながらも、教員としての資質能力を大幅にUPさせられる教育実習
となりそうですね。
まとめ:教育実習担当の先生が若い場合は、成長のチャンス!(かも)

教育実習での若手指導教諭との関わりについて紹介してきました。
まとめると、
- 若手指導教諭は管理職から認められた優秀な教員(であることが多い)
- 最新の教育実践を学べるメリットがある
- 求められる水準は高いが、それは成長のチャンス
教育実習は、指導教諭の年齢に関係なく、その先生の指導力や人間性から多くを学べる機会です。
若手の指導教諭との出会いを、自身の成長につなげていきましょう。
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